祭にっぽん

平成最後の祭りと昭和最後の祭り

平成時代は来年4月までなので、来年の富士宮まつりは新しい元号初年の祭りとなります。だから今年平成30年の祭りが平成最後の祭りとなる訳ですが、ご在位30年を祝っての節目の祭りになるようです。

振り返って昭和63年昭和最後の祭りはどうだったかと言うと、天皇陛下のご病状が悪化し秋まつり委員会で曳き回しを全区が行わないことが決められました。
一部休止に反対する意見もありましたが、大勢に押し切られた形でした。

昭和54年の祭りは暴力団とテキ屋の抗争がエスカレートして露天商の出店自粛で寂しい祭りとなりました。昭和63年は露店は出たけれど、曳き回しが一切行われないという違った寂しさを味わいました。

神立区の太鼓新調入魂式の記念写真です。
本来なら11月3日は祭り初日で全員が揃いの祭り衣裳なのですが、曳き回しが中止された為に囃子方以外は私服です。

福地区は前年62年の大祭りに山車を新造したけれど、共同催事が雨で中止となりました。城山区は松山区より譲り受けた屋台を修繕したところでしたので、どちらもさぞかし中止は残念だったでしょう。

平成となり30年経って、この間に大中里、二の宮、阿幸地が新たに祭りを実施するようになりました。
常磐、大中里、羽衣、大和、神立、木の花が山車を新造。
高嶺が御殿屋台を新造。
瑞穂、神田、浅間、咲花、宮本が山車を改修、琴平が屋台を山車に改造。
富士宮囃子は富士宮市指定から静岡県指定無形民俗文化財に昇格しました。

昭和最後の祭りとは意味合いも違いますので、平成30年のご在位30年を心置きなく祝いたいと思います。

参考

祭りと露店 露店が出なかったけれど曳き回しは行われた祭りでした。

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